商品写真を白背景にする方法
ネットショップの多くは商品写真に白い背景を求め、なかには明るいグレーではなく純白かどうかまでチェックするところもあります。いちばん早いのは、商品を切り抜いて白の上に置く方法です。背景削除を開き、「白」を選び、JPGで保存します。知っておきたいショップのルール、白い紙の上で撮った写真がたいてい通らない理由、一発で通る切り方とサイズをまとめました。
手順だけ知りたい人へ
- 背景削除を開き、商品写真を追加します。
- 切り抜きが表示されたら、背景で白を選びます。
- 形式をJPGにしてダウンロードします。
- 画像トリミングで、商品が画面のほとんどを占めるように切ります。正方形で表示するショップなら「正方形 1:1」を使います。
- ショップの最小サイズ(下の表)と比べ、重すぎれば圧縮します。
写真はブラウザの外に出ないので、まだ公開前の商品でも安心です。

主なショップが求めていること
ルールは変わり、カテゴリごとの例外もあります。以下は出発点として、出品前に各ショップの最新ガイドを読んでください。ショップ自身が公表・説明している数字です。
| ショップ | 背景 | サイズ | メモ |
|---|---|---|---|
| Amazon(メイン画像) | 純白 RGB 255, 255, 255 | 長辺1000px以上でズーム有効 | 商品が画像の約85%。文字、ロゴ、付属しない小物、枠は不可 |
| 楽天市場(第1商品画像) | 写真背景か単色白背景のみ | ショップの指定に従う | テキスト要素は20%以内、枠線なし |
| Shopify | 自由。統一感が大事 | 正方形2048×2048がよく推奨される | 多くのテーマが商品画像を正方形で表示 |
| Etsy | 自由 | 短辺2000px以上を推奨 | サムネイルは切り取られるので商品は中央に |
いちばん厳しいのはAmazonです。メイン画像は純白の上でなければならず、判断されるのは見た目ではなく実際のピクセル値です。楽天も背景の選択肢を「写真か白」に絞っています。白を求めないショップでも、白背景は無難な選択です。検索結果の一覧ですっきり見え、どんなテーマにも合い、買い手も見慣れています。
白い紙の上で撮っても白くならない理由
ほとんどの人が一度はやる失敗があります。白い画用紙や撮影ボックスに商品を置いて撮ると、白く見える。ところがアップロードすると、ショップのページの白の隣で背景がはっきりグレーに見えたり、出品にフラグが付いたりします。
カメラは場面全体に合わせて露出を決めます。背景を商品よりずっと明るく照らさない限り、白い紙は薄いグレーに写ります。単体では白に見えても、本当の白(255)の隣ではそうは見えません。背景が255になるまで露出を上げると、たいてい商品の明るい部分まで白飛びします。
手元のテスト写真で確かめました。使った3枚の商品写真は、どれも最初は純白のピクセルが0.6%以下でした。「白」を選んで背景削除にかけると、背景全体が正確に255, 255, 255になり、ツールの画質設定でJPG保存したあとも正確に255のままでした。商品の輪郭のなめらかなピクセルだけが250〜254とわずかに下回り、これがハサミで切ったような不自然さを防いでいます。
つまり確実なのは、きれいに切り抜けるように撮って、白はツールに任せる方法です。
切り抜きやすい撮り方
背景削除は商品を見つけて周りをすべて消します。商品がはっきり目立つほどうまくいくので、撮り方が変わります。
- 白さより対比:背景は白でなくてかまいません。テスト写真はどれも暗くごちゃついた背景でしたが、3枚ともきれいに切り抜けました。大事なのは商品と背景の明るさや色が違うことです。
- 白い商品なら暗めの背景で:白い紙の上の白いマグカップは、モデルが輪郭を見つけにくくなります。中間のグレーや色付きの面で撮り、あとから白に置きましょう。
- 柔らかく均一な光:昼間の窓辺や左右2灯のライトなら、商品の一部と間違われるような強い影が出にくくなります。
- 商品全体を写す:写真の端で切れた部分は、切り抜きでも平らでまっすぐな縁になります。余白を残し、トリミングはあとで。
- 商品に何も触れさせない:手やスタンド、値札が重なっていると、物体の一部として残されがちです。
- 十分なピクセル数:スマホの最大解像度で撮りましょう。小さな画像からの切り抜きは輪郭が甘く、ズームの基準にも届きません。
AIが迷うのは、画面に商品より目立つものがあるときです。テストでは、鮮やかな緑の葉の前にいる灰色の猫の写真で、モデルが葉を残しました。違うものが残ったら、商品に寄せてトリミングしてからもう一度かけてください。
商品で画面を埋める
大きな白い正方形の真ん中に小さく浮かぶ商品は、検索結果で安っぽく見え、ズームも生かせません。Amazonは商品が画像の約85%を占めるよう求めています。
コーヒーカップのテスト写真は、普通に撮った写真がどれだけ足りないかを示しています。3940×2686の写真で、カップは幅の42%、高さの58%しかありませんでした。カップの周りを約1930ピクセルの正方形で切り出すとほぼ85%になり、1930ピクセルあればAmazonのズーム基準1000ピクセルの約2倍です。
やり方:
- 白背景にしたJPGを画像トリミングで開きます。
- 「正方形 1:1」(またはショップの比率)を選びます。
- 商品が向かい合う2辺にほぼ触れるくらいまで枠を動かし、細く均等な白い余白を残します。端には触れさせないこと。
- 写真の下の「選択範囲」を確認します。Amazonなら1000ピクセル以上、EtsyやShopifyなら2000ピクセル前後が目安です。
- JPGでダウンロードします。
トリミングは背景を白にしてから行いましょう。そうすれば残した余白はすでに純白で、元の背景が縁から入り込むこともありません。
サイズと形式
白背景の商品写真はJPGで保存しましょう。保つべき透過がなく、写真ならJPGのほうがPNGよりずっと軽量です。テストの結果(すべて白背景):
- マグカップ 960×1280:JPG 40KB、PNG 283KB
- 犬用のキャンバスシューズ 1280×959:JPG 155KB、PNG 1,036KB
- コーヒーカップ 3940×2686:JPG 597KB、PNG 3,059KB
このくらいのJPGなら、どのショップのアップロード上限にも余裕で収まります。もっと小さくと言われたら、画像圧縮でKB指定できます。一般的な商品写真なら、幅2000ピクセルで300〜500KB程度あればズーム用の細部も十分残ります。さらに小さくする必要があれば画像を100KBに圧縮する方法を参照してください。
透過PNGを求められた場合(一部のオンデマンド印刷サービスなど)は、「白」ではなく「透過」を選びます。透過を保ったまま軽くする方法は画像の背景を透過する方法で解説しています。
アップロードの前に
- 輪郭を100%で確認:ストラップ、ケーブル、取っ手、フリンジなどの細い部分は、切り抜きが一部を削ったり元の背景が細く残ったりしやすい場所です。おかしければ、光を整えて撮り直すのがいちばんの近道です。
- ふちの色に注意:うっすら暗い輪郭が出るのは、元の背景が暗く、その色が輪郭のなめらかなピクセルに残っているためです。対比は保ちつつ明るめの背景で撮ると減ります。
- 影の扱い:ツールは背景と一緒に影も消すので、すっきり浮いたような見た目になります。商品の下に柔らかい影を付けたい場合は、メイン画像で認められているか確認しましょう。
- 位置情報を消す:ショップはたいていカメラ情報を削除しますが、自分のサイトや掲示板、取引先に送るファイルではそうとは限りません。自宅で撮った写真にはGPS座標が入っていることがあります。確認と削除の方法は写真から位置情報を消す方法で、メタデータ削除を使って説明しています。
- 商品は正直に:背景を消すのは問題ありません。商品の色を変える、傷を隠す、付属しないものを足すのは、どのショップでも認められません。
よくある差し戻しの理由
- 背景が純白ではなく、オフホワイトや薄いグレー。
- 商品が小さすぎる、または端に触れている・はみ出している。
- メイン画像に文字、バッジ、透かし、枠を入れている。
- 商品に付属しない小物が写っている。
- 最小サイズに足りない。元の写真ではなくメッセージアプリから保存した画像を使ったケースが多いです。
- 1枚のメイン画像に複数の角度を詰め込んでいる。
よくある質問
商品写真の背景を純白にするには?
背景削除で写真を追加し、「白」を選びます。商品が切り抜かれ、RGB 255, 255, 255の上に置かれます。テストでは、JPGで保存したあとも背景は正確に純白のままでした。そのあと、商品が画面のほとんどを占めるようにトリミングします。
Amazonのメイン画像の背景は?
Amazonの衣料品向け画像ガイドや出品者フォーラムでのAmazonスタッフの説明では、純白(RGB 255, 255, 255)です。商品が画像の約85%を占めること、長辺1000ピクセル以上でズームが有効になることも示されています。出品前にカテゴリの最新ガイドを確認してください。
楽天市場の商品画像にもルールはありますか?
あります。楽天市場は2018年から第1商品画像について、背景は写真背景か単色白背景のみ、テキスト要素は20%以内、枠線なしといった基準を設けています。最新のガイドラインは出店者向けページで確認してください。
白背景がショップで灰色っぽく見えるのはなぜ?
純白ではないからです。カメラは白い紙や撮影ボックスをたいてい薄いグレーとして記録します。単体では白に見えても、ページの本当の白と並ぶとグレーになります。背景を差し替えれば解決します。
JPGとPNG、商品写真はどちら?
JPGです。白背景なら保つべき透過がなく、JPGは何分の一も軽くなります。マグカップの写真は960×1280でJPGが40KBでした。PNGは透過背景を求められたときだけ使いましょう。
写真はどこかにアップロードされますか?
いいえ。ブラウザ内で動くので、発売前の商品の写真も端末から出ません。
